諺・「猫」

諺　「猫」

日頃、頻繁に使っている、よく聞く諺。
「猫」になぞらえた諺、改めて由来と意味を確認してみますね。

「猫も杓子も」：
意味：
「誰も彼も皆」
由来：
猫が蝶番杓子に似ていたから。
女子（めこ）も弱子（じゃくし）もが訛った。
そのた、江戸時代から言われていた由。

猫の手も借りたい
意味：
「忙しい時に誰でもいいから手伝いが欲しいこと」
由来：
江戸期から言われていたとのこと。農繁期、祝い事が重なり、忙しく手が不足して、「犬の手も人の手」「猫の手も人の手」などと伝えられていた。
このお話はテレ朝の林修先生の言葉検定にも取り上げられていました。
「アニメ銭天堂」のエンディング曲では「猫の手でもにゃんでも借りたいにゃ」と。

出典参考：「岩波 ことわざ辞典」（著者：時田昌瑞氏、岩波書店）
以上

「忙しい」といえば、若い時はサービス残業当たり前で、役職がつくと残業手当無し。
働き方改革などありませんでした。
民間に勤めた友人たちとの飲み会は、週末の夜遅く、散会は始発の時間が普通でした。
「仕事が忙しい」と口にするのは、何故か夜７時には自宅で夕食をとり、土日休んでいた役所務め等の人。ある日、日々翌日帰宅の友に「仕事が忙しいと言わないな？」と聞くと、
「毎日当たり前だから気にも留めなかった。拘束時間より成果が求められる」というような返事でした。


お庭の梅が咲き始め

お向かいさんの猫が二階で休憩、「おーい」と、手を振って呼びかけても、
応じず。ＹＫＫのコマーシャルみたい。

管理人
2024.2.23

タグ：諺・猫 猫の手も借りたい 猫も杓子も

コメント 12

私は第二土曜のみ休みの頃、会社づとめをやめてしまったので、完全週休２日を経験していないのですが、同級生は40年その生活をしているので、ちょっと話が合わないかな、と思うことがあります。
by いっぷく (2024-02-23 23:30) 

こんにちは。
「若い時はサービス残業当たり前」小生も同じで、修行期間ある業界でした？また「拘束時間より成果が求められる」コトが多く、社長から「いいモノ出来れば、就業時間関係なく帰っても良いよ。」と言われた事ありです。ところで、お向かいさんの猫ですが、気付いていない可能性あり？光るライトペンで合図かな？！？(=^･ｪ･^=）
by Boss365 (2024-02-24 11:43) 

猫も杓子も　の元に、へえ〜と納得しやした。
女子供も　みたいな、そういう感じだったのでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2024-02-24 12:38) 

いっぷく様
長い年月を経て、環境によって価値観や感性が変わるので、
昔の知人と会っても違和感を感じることは度々ありますね。
私は同窓会に参加したことがありません。


Boss365様
高度成長期の名残で「みんな一緒に」という日本的な職場が多かったですね。今も、日本の仕事は非常に低い生産性。
お向かいミケさんは、手を振って声をかけると横を向いてしまうのです。照れ屋さん。。。


ぼんぼちぼちぼち様
学校の授業は退屈で国語も苦手でした。
林先生のことば検定を録画して見て、新しい知識に触れると新鮮です。アメフトに例えると人生第4クオーターに入りましたが、
もっともっと知らないことを知ってみたいな。


by 猫の友　メルティー (2024-02-24 15:54) 

>ＹＫＫのコマーシャルみたい。
YKKのCM、私もとても好きです(*^^*)

by 溺愛猫的女人 (2024-02-24 18:15) 

溺愛猫的女人様
少年が笑顔で上の階の猫に手をふる今のＣＭ、
どうせ相手にされていないのに.。おバカな子だねなんて言ってたら、
普段、自分も同じようなことしていました。ごめんね。僕。
by 猫の友　メルティー (2024-02-25 15:37) 

「猫も杓子も」って、そういえば不思議な表現ですね。
なんで杓子？って。
猫の手も借りたいはよくわかります。猫は何となく傍に来て見ているもの、手を出したりもする。でも、ほぼ役には立ちませんよね～それでも、借りたいぐらい！って^^
by sana (2024-02-26 00:32) 

sana様
猫さまがお手手を貸してくれる時、10分でできることを３０分かけて行う場合に役立ちます。そのようなケースは稀ですが。
胃の調子が悪い時、イヴリンが３晩にわたり私のお腹の上に乗ってマッサージ、そのおかげで治癒しました。「神の猫手」です。インクレディブル！
by 猫の友　メルティー (2024-02-26 16:12) 

おいらが初めて就職した会社は
残業は当たり前、20時間超えると残りはサービス
次に勤めた会社は、2月から5月迄休み無し＆残業はサービス
その代わり、小学生同様夏休みはガッツリ有りました
今の職場は、上司の考え方次第かな？
by くまら (2024-02-26 21:35) 

役職が付くと残業手当が・・・ありますね(-_-)
今は知りませんが、少し前の相撲界でも大関にならない力士がいたとか
大関になりそうになるとわざと負けて小結に戻る力士がいたそうです。
名誉より実（お金？）の方が優先されるのかも知れませんね。
　さて、アレ・・・岡田監督が使って市民権を得ましたが・・・実は
ソネットの頃のブロガーさんで、アレを濫用？よく使う？方がみえました。
昨今、お出ましにならないので・・・使ってみました(=^..^=)ミャー
by kontenten (2024-02-26 22:27) 

ＹＫＫのコマーシャル、いくつかシリーズがありますが、
どれもほろっとさせるストーリーで好きです。
窓から外を眺めている猫さん、気づいてもらいたい場合、
何が一番有効かしら。
by marimo (2024-02-27 14:55) 

くまら様
どこへ行ってもバラ色の世界はないと心得ていますが、結局、けちな考えにはケチな結果しかついてこないとおぼえます。


kontenten様
身体は太い相撲取りにも「ほそくながく」は浸透しているのでしょうか。なまじ無理して怪我して短い現役生活では帳尻が合わないですね。使い捨てにされる親世代を見て子世代は利口になります。
あれ？


marimo様
ロングラン、窓際で少女が頬をぷっくりのCMは、カーリングの本橋選手が昔、冬季五輪の時にカメラに向かって行ったパフォーマンスの真似とのこと。猫さまに手を振って声をかけて、たいてい「気づいてはいる」のですが、人が「相手にされない」だけです。「無視！知らんふり！」よく考えると「照れ屋さん」？？？



by 猫の友　メルティー (2024-02-27 15:23)