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犬を知る、犬の耳と鼻 [犬の飼い方]

犬のお耳、
優れた聴覚:
犬が捉えられる周波数は16Hz~12万Hz 人が聞き取れる周波数20Hz~2万Hz
犬はひとよりもはるかに高い音域を聞き取ることができます。
普段は自然に前を向いていますが:
耳が前を向きピンと立っている時:何かに集中している
前後左右に動く時:周囲を気にしている
後ろに倒れている時:従順、劣勢、うなり声を出して恐怖を感じている

犬のお鼻、
優れた嗅覚:
匂いをかぎ分ける能力は、感覚的に人の40倍は優れているとのこと。
嗅覚の感度を決める鼻腔の嗅上皮という部分があり、犬のそれは15㎠~18㎠ 
人の嗅上皮は4㎠、犬の方がはるかに広い。
嗅上皮にある嗅細胞の数も犬は7000万~2億2000万個、 人の場合は500万~2000万個と、犬に比べてはるかに少ない。遠くにいる犬の匂いも嗅ぎ分けられますね。
犬の尿、肛門の匂いは、個々の犬によって異なるので、お散歩でお友達の犬に会うとお尻の匂いを嗅ぎ合い挨拶を交わします。
先に嗅ぐ方が、優位、強い犬と一般に言われますが、親密な犬同士ではこだわらないみたいです。

ネコメンタリー、絵本作家の池田あきこさん、
今までに9匹の猫と暮らし、お仕事も私生活も猫と一緒の毎日でしたね。
人生いろいろ、猫一色。
以上

管理人
2022.10.22



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犬の病気・犬がかかりやすい病気 [犬の飼い方]

犬がかかりやすい病気

目:
ドライアイ
角膜炎
結膜炎
緑内障
白内障
進行性網膜萎縮
人の目の病気と共通していますね。
かゆがる、涙・目やにが多い、目が赤い、等、異常が見られたら速やかに動物病院へ。

耳:
外耳炎
中耳炎
内耳炎
これも人と共通。カビ、細菌、耳ダ二の感染等が原因。
耳をかゆがる、耳垢が目立つ、耳が臭う等、速やかに動物病院へ

皮膚:
疥癬
アレルギー性皮膚炎
ニキビダ二症
皮膚真菌症
脂漏症
カビや細菌、ホルモン異常、ダ二、アレルギー等が原因。
清潔にしていても発症するし、免疫機能等が原因だと治りにくいようです。

循環器:
心臓病
僧帽弁閉鎖不全症
歳をとるにつれて発症が多くなる。歳はとりたくないね。
咳、疲れやすい等の症状が見られたら早期に動物病院へ。

腫瘍:
良性・悪性腫瘍
乳腺ガン
リンパ腫
悪性黒色腫
皮膚、体の部位、見た目でわかる異常、触れて分かるしこり等、速やかに動物病院へ。
悪性腫瘍は命にかかわるので、早期発見治療が大事ですね。

骨・関節:
前十字靭帯断裂
股関節形成不全
椎間板ヘルニア、等
落下、衝撃、滑りやすい床、膝に強い負荷、これらは避けて生活。
先天性の関節変形等が原因である場合も。

泌尿器系:
膀胱炎
膀胱結石
尿道閉塞
腎臓疾患
血尿、尿の色が濃くなる、尿の回数が増える、減る。尿が出ない、少ない、等。
尿道閉塞など、早期に治療しないと命の危険。

ホルモン系:
副腎皮質機能亢進症
甲状腺機能低下症
子宮蓄膿症
前立腺肥大
7歳を超え、高齢になるほどに発症しやすい。
水をたくさん飲む、食欲が目だって旺盛、逆に水はたくさん飲むが元気がない。
お腹が膨らむ等、異常が見られたら速やかに動物病院へ。
子宮や前立腺の病気は若い内に不妊去勢手術を済ませておくと予防できる病気もある。

寄生虫症
フィラリア等、
フィラリアは心臓に寄生するとても危険な虫。予防薬によって感染を防ぐことができます。
犬を飼う場合、各種ワクチンと共に予防は必須。

犬も猫も、飼主さんが愛情をもって日ごろからよく観察していれば、病気や怪我の異常に気がつきやすいはずですが、わかりにくい病気もありますね。
少しの異常でも獣医師さんの診察を受けて早期発見、早期治療・早期対策がペットのために最善。
以上

管理人
2022.10.15



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犬本、犬の気持ちを知る [犬の飼い方]

犬本 ご紹介いたします。

犬の心理 行動

「犬を飼う知恵」 :築地書館版   著者:平岩米吉氏
犬を飼う人は自分も愉しく、犬も幸せに、他人に迷惑をかけぬこと()
犬の健康、習性、生態、心理、しつけ等 多岐にわたる著作
まず、犬を飼う人が読む本。

「犬の行動と心理」:築地書館版   著者:平岩米吉氏
犬の行動と心理を様々な研究、事例から明らかにする。
犬研究の本家、第一人者として知られる著者。

「ドッグズ マインド」:八坂書房版 著者:ブルース・フォーグル氏
犬の精神構造、成長段階、社会行動、攻撃性、不安等、

しつけ本に足りずにより深く犬を知りたい方向けの本です。
管理人
2022.5.7



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犬との信頼関係 [犬の飼い方]

犬との信頼関係:

1)リーダーとして、犬から信頼されている?
(チェック:)
犬を抱きかかえた時、犬はリラックスしているか?
犬の足首、肉球を握らせるか?
背・腰をマウンティング・押さえることができる?
犬を横向きに寝かせて、飼主に身を任せるか?

2)犬のメッセージを理解している?
(こんな時は?)
犬が舌で舐める
尾を早く振る
尾をゆっくり振る
身体を掻く
前足をついておじぎの姿勢をとる
ジャンプして飛びつく
口角を広げて吠える

以上
管理人

(091220)


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犬の問題行動 [犬の飼い方]

犬の問題行動:

1 攻撃性:
<噛む(噛もうとする)、唸る、吠える>  
飼主や人に対する「優位性」による攻撃。
犬のおもちゃなどに手を伸した時の「所有性」の攻撃。
人や他の犬に対する「恐怖」が引き起こす攻撃。
「縄張りを守る」為の攻撃。
走る人、自転車などに向けられる「捕食性」から来る攻撃。
遊んでいる内に興奮して抑制が効かない、加減を知らない「遊び」による攻撃。
怪我、病気などが原因の「痛み」が引き起こす攻撃。
攻撃対象(他の犬、不快な音、他)に届かない場合の、飼主や人への「転嫁性」攻撃。

2 不適切な排泄:
<室内での「マーキング」、決められた場所以外での排泄、恐怖を感じた時の排泄、など>
飼主不在時の「分離不安」から起こる場合、「病気」、躾の欠如、など。

3 不安・恐れ:
生後8週齢前に母犬やきょうだいから引き離される、早期母子分離による「社会化の欠如」。社会化期に音や刺激に慣らされていない場合、など。
犬の許容を超えた強い刺激(音、臭い、雷など)による恐れ。
生後6ヶ月を過ぎても一人で留守番できない「分離不安」

4 無駄吠え:
<正当な理由が無い、頻繁、過剰、制止が効かない吠え>
散歩の不足、生活空間の不足、飼主との交流不足、など、「満たされない環境」によるもの。
飼主が吠え声に敏感に反応し、犬に吠え声を褒美として「学習化」させてしまう例。
犬種による「遺伝的要因」
生後8週齢迄の「社会化期」に人や他の動物との接触不足、外部からの刺激に慣れていないなど。


5 過度な行動:
<人に飛びつく、綱を引っ張る、はしゃぎ過ぎる、うるさく要求するなど>
散歩・運動不足、生活スペースの不足、飼主とのコミュニケーション不足などが原因の場合、他。

心得:
成犬の問題行動に対する素人療法は、かえって症状を悪化させる場合がある。
愛護家・愛犬家ではなく、問題行動専門の獣医師・トレーナーに有料で診断・治療してもらう。
犬を飼う前に、飼主は躾や犬の行動を学習する。
都道府県の動物躾教室などに参加する。
幼犬は生後8週齢前に母犬から離さず、その間の社会化期に人や他の動物、人間社会の環境に十分慣らす。
体罰は厳禁、躾は褒めることから。
犬は群で序列をつくって安心して生活する動物。常に飼主はアルファー(群のリーダー)となり、家族は犬の上位者となる。順位が逆転して犬が上位に立つと、問題が起きる。
以上

管理人




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犬本 御紹介 [犬の飼い方]

== original column : by the cat advocator ==


今回は犬に関するお薦めの本。

「もっともくわしいイヌの病気百科―イヌの病気・ケガの知識と治療 」(改訂新版)
矢沢サイエンスオフィス 編
学習研究社  
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/405403067X.html

「イラストでみる犬学」
林 良博【監修】
講談社
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4061555014.html

「犬を飼う知恵」
平岩 米吉【著】
築地書館
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4806711713.html

「ドッグズ・マインド―最良の犬にする方法・最良の飼主になる方法」
フォーグル・ブルース 著  八坂書房
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4896948580.html
以上

管理人

犬を飼う(基礎編・飼う前に) [犬の飼い方]

== original column : by the cat advocator ==


1 始めに:
犬の平均寿命は10年以上。終生飼養できますか?
食費、医療費、健康管理費(予防注射、トリミング費用他)等、飼養費用がかかります。
散歩・運動に費やす時間と体力はございますか?
転居・結婚等の生活スタイルの変化を考慮した上で、将来にわたって犬を受け入れられますか?
(当ブログ、犬猫の飼い方、「犬のライフステージ」を御参照下さい)

2 犬を迎えたら:
安全で安心できる環境を整える。日陰の涼しい場所に犬小屋、サークルを設置。犬に「自分の場所」を与える。ワクチン摂取前の子犬は室内で飼う。
危険な物、騒音から遠ざける。
飼養本を読んだり、獣医さんからお話を聞いて犬のことを学びましょう。

3 必需品:
トイレ、トイレシート、食器、犬小屋(ケージ)、安全な玩具、首輪、迷子札、リード、爪きり、シャンプー、ブラシ、くし、等。

4 食事:成長段階に合った栄養バランスの良い食事を。
必要な栄養素を考慮して作られた、犬用総合食のドライフード、等。
子犬・犬用ミルク、離乳食。離乳後は子犬用フード。成長に合わせて、成犬用、高齢犬用に変える。新鮮な水が、いつでも飲める様に。

5 与えてはいけない食材:
ねぎ類(ねぎ、玉ねぎ、にんにく、にら、調理済みも)は、赤血球を破壊します。消化に悪い貝類、豆類、ナッツ類。鶏や魚の骨、生の豚肉、生卵、塩分、糖分、カフェイン、香辛料、等。

6 お手入れ:
ブラッシング、歯磨きは毎日。シャンプーは月に2回程度。爪切り(爪が伸びすぎない程度)、耳の奥の掃除は獣医師さん・専門家と相談。

7 体調の悪い時:
すぐに獣医さんと相談、素人判断は危険です。
元気が無い、食事を摂らない、嘔吐、下痢、便秘、咳、発熱、けいれん、特定の部位をかゆがる、脱毛、目やに、涙目、頭を振る、歩き方の異常、口臭、多量のよだれ、等。
投薬は必ず獣医さんの処方のもとで。(人用の薬をむやみに与えると、危険です)

8 畜犬登録と狂犬病予防注射の義務:
狂犬病ウイルスに感受性が強く、人との関係が密接な犬は、狂犬病予防法によって「登録」と「予防注射」が義務づけられています。
登録・予防注射の義務に違反した場合、20万円以下の罰金が科せられます。
また、犬は放し飼い(リードをつけない散歩)が禁止されています。放浪犬は捕獲され、極短い期間の抑留を経て殺処分されます。

「畜犬登録」:
生後90日を経過した犬を取得した飼主さんは、取得(生後90日)より、30日以内に登録申請を行う。
市町村が管轄。飼犬の登録、死亡・転居時の届け。
交付される鑑札の番号から、迷子犬・捕獲犬の飼主さんが確認されます。

「狂犬病予防注射」:
毎年4月1日~6月30日の期間に実施。
生後90日以上の犬を初めて飼う場合、取得日から30日以内に初回の予防接種。以降、毎年4月1日~6月30日の期間に接種。
(3月2日~5月30日に初回接種している場合、二回目以降は毎年の期間内に
接種)
予防注射済票の交付(獣医師さん)、市町村より予防注射済板の交付。
動物病院によって、居住市町村内の諸手続の取扱有り。

9 ワクチンの接種と予防薬:
フィラリア症、犬ジステンバー他、感染すると命にかかわる怖い病気から飼犬を守る。
詳細は当ブログ、犬猫の飼い方「犬のワクチンと予防薬」を御参照下さい。

10 しつけ:
飼主さんが犬のリーダーとなり、犬との信頼関係を築きます。犬が家族や地域で好かれる為の最低限の教育。特別な訓練とは別です。
犬によって習得に差が有ります。無理なく、子犬の時から飼主さんが行います。
矯正が必要な特別な癖(噛み癖、等)については、専門のドッグトレーナーさんと相談が必要です。

11 不妊・去勢手術:
メスは生後10ヶ月頃から最初の発情を迎えます。飼えない子犬が産まれることの無いように、メス・オス共、予め獣医さんと手術の時期を決めます。
不妊・去勢手術により、犬のストレスの軽減、生殖器系の病気の予防効果が望まれます。
以上 

管理人


犬のライフステージ [犬の飼い方]

== original column : by the cat advocator ==


「犬のライフステージ」

誕生 :
母犬の初乳(抗体を引き継ぐ)、母乳。保温に気を配る。
母犬が舐めて排泄を促す。人が世話をする場合、ぬるま湯ガーゼで肛門を刺激。
食事 はミルクのみ(母乳または犬用ミルク)。人が世話をする場合(親不在の場合)、幼犬専用ミルク で。授乳方法等については獣医さんとよく相談して下さい。

生後、
3週間:
目が見えるようになる。乳歯が生え始める。耳が機能開始。

4~8週:
徐々に離乳食へ切り替える。  

生後、
1ヵ月: 
食事は1日4回に分けて(便を見て量を調節)。
仔犬は18時間以上睡眠(寝ている時はそっとしておきます)

2~3ヵ月:
抗体消失の時期、ワクチンの接種(二~三回)。獣医さんとワクチン、フィラリア予防薬について相談。
散歩開始時期も獣医さんと相談。
仔犬用ドライフードへ徐々に切り替え。

3ヵ月:
乳歯が抜け始める。

(90日):
生後90日を経た犬を飼い始めた日から30日以内に登録(市町村へ)。登録は一生に一回。但し、死亡、転居時(転居先にて)も必要。

生後91日を経た犬を飼い始めた日から30日以内に狂犬病予防注射。
以降、年1回、4/1~6/30に市町村で接種。今年3/2~5/31に狂犬病予防注射を接種済みの場合、30日以内の接種は不要、次年度に接種。
(登録・予防接種は、動物病院によっては、別途可)

6ヵ月:
骨格がほぼ完成(骨関節が発育途中に激しい運動は禁物)
永久歯に生えかわる(かゆいので噛みたがる。玩具を与え、噛んでいけないものをしつける。
シャンプーはこの頃から(1~2回 / 月)
先天性疾患が現われ始める時期

8ヵ月:
食事は1日に2回。

8~10ヵ月: 
成犬用フードへ切り替える。体が完成したら、太り過ぎに注意。

10~16月:
メスが最初の発情を迎える(個々の成長の度合いにより差があります)
オスは特定の時期はなく、いつでも繁殖可となる。

2~6年: 
生活習慣病に注意 する。

8年位:
老化現象が現われ始める。 犬の体調によって、食事、散歩、睡眠、トイレ等、配慮する。


備考:
一日の必要カロリー :
健康で去勢・不妊した犬
1.6 x (30 x 体重kg + 70) ㌔カロリー

犬の生理データ
心拍数 : 60-80回(大型犬)80-120回(小型犬)/分
呼吸  : 20-30回/分
体温  : 38-39℃

犬種によってケア(care)の方法等、特別な注意を要する場合があります。
以上

管理人




犬のワクチン 予防薬 [犬の飼い方]

== original column : by the cat advocator ==


「犬のワクチンと予防薬」 ワクチンと薬で予防する怖い病気

病気の症状は、個々の場合によって異なります。病気の予防と治療は、必ず獣医さんの診療、指示のもとで。ワクチンの効能等については、前記「猫のワクチン」の冒頭をご参照下さい。

狂犬病ワクチン(接種は法によって義務づけられています)
狂犬病(狂犬病ウイルス):
症状:潜伏期:1~3ヶ月、発熱、食欲不振、不安感。進行すると狂躁、けいれん     
麻痺、呼吸停止。
感染経路:感染動物(哺乳類)の咬傷、ウイルスの飛沫。

5種混合ワクチン
1)犬ジステンバー(犬ジステンバーウイルス)
症状:免疫の抑制、細菌・寄生虫が増殖。発熱、目やに、鼻汁、食欲減退、下痢、せき、けいれん、神経症状、致死の場合あり(子犬の死亡率は高い)
感染経路:感染動物との接触、目鼻の粘膜。ウイルスの飛沫、汚染された塵埃の吸入。

2)犬パルポウイルス感染症(犬パルポウイルス2型)
症状:出血性腸炎。激しい嘔吐、下痢、出血性下痢、発熱、重度脱水、致死。特に、子犬の死亡率は高い。
感染経路:感染動物との接触、吐物、糞便。感染後3~5日後にウイルスを約2週間排出。強力なウイルス、屋外で数ヶ月生存。

3)犬伝染性肝炎(犬アデノウイルスⅠ型)
症状:発熱。元気消沈。重篤になると、肝臓や肺 が冒され、血便、皮膚 の点状出血や斑状出血。
感染経路:経口摂取。飛沫、ウイルスの吸入。感染犬からは便と尿の中にウイルスが排泄される。分布は広汎。環境中では比較的強く、数日~数カ月生存。

4)犬伝染性気管気管支炎(犬アデノウイルスⅡ型)
症状:発熱、食欲不振、せき(軽いと2~3週間、長期持続する)、クシャミ、鼻水、症状がひどくなると肺炎を起こすこともある。「ケンネルコフ」になる。
感染経路:経口摂取、ウイルスの吸入。

5)伝染性気管支炎(犬パラインフルエンザウイルス)
症状:咳、鼻水、扁桃炎。アデノウイルスや細菌と一緒に「ケンネルコフ」と呼ばれる犬のカゼ症候群を引き起こす。
感染経路:経口摂取、ウイルスの吸入。ウイルスは弱い。

6種混合ワクチン(上記5種+1)
犬コロナウイルス感染症(犬コロナウイルス)
症状:嘔吐、下痢を伴う腸炎。パルポウイルスの同時感染すると、死亡率は高い。成犬は一般に症状が軽く済む。寄生虫症を合併すると、重症化することもあり。
感染経路:糞便、吐物中にウイルス排出。経口摂取。飛沫吸入。

7種混合ワクチン(6種+1)
レプトスピラ症(レプトスピラ)

8種混合ワクチン(7種+1)
レプトスピラ症亜種(レプトスピラ):黄疸出血型、カニコーラ型、ヘブドマディス型。
症状:発熱、筋肉痛、口腔粘膜の出血、血便、腎炎、蛋白尿、黄疸、嘔吐、尿毒症。
感染経路:経口、経皮。ウイルスに汚染された水、川、土。感染動物に付着したウイルス。

フィラリア予防薬
フィラリア症(犬糸状虫症):
症状:心臓、肺に原虫が寄生。寄生後の完全除去は難しい。死亡率高い。体重減少、咳、運動不耐。肝臓が冒される。激しい貧血。吐血、心機能不全。
感染経路:蚊の吸血、蚊が媒介。
(前記、「フィラリア症」をご参照ください)
以上

管理人

フィラリア 症 [犬の飼い方]

== original column : by the cat advocator

フィラリア症(犬糸状虫症):

フィラリアの成虫:
メスは25~30センチ、雄は10~20センチ。乳白色の糸状。

感染と進行:
フィラリアに罹っている犬の血を蚊が吸うと、犬の血液やリンパ液中に居たミクロフィラリアが蚊の体内に取り込まれます。ミクロフィラリアは蚊の体内で二~三週間後には感染子虫に成長。この蚊が健康な別の犬を刺すと、感染子虫は犬の体内に侵入し、犬の体内を移動しながら数ヶ月かけて成長。フィラリア成虫は主に犬の心室や肺動脈に寄生します。

症状、治療:
感染した犬は呼吸が苦しそうになり、せき、体重減少等が見られる。進行すると、重い貧血、腹水、肝臓・腎臓障害、心臓機能不全等が現れ、末期には血液の混じった泡状のものを吐き、死んでしまいます。
薬物、手術等により治療しますが、完治することは難しく、死亡率も高い。

予防方法:
先ず動物病院で診察を受け、フィラリアに罹っていないことを確認。健康な犬には
一ヶ月ごとに予防薬を投与。感染しても、フィラリアの子虫が犬の体内で成長する前に殺してしまう。予防薬(飲み薬)は獣医師によって処方されます。
投薬は蚊の生息期間。詳細はかかりつけの動物病院で。

猫:
犬ほど危険はありませんが、フィラリアは猫にも感染します。
フィラリアの感染が多い地域では、獣医師さんと要相談です。

以上
管理人


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