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猫・犬 里親探しの時の注意 [猫・犬 里親探しの注意]

== original column : by the cat advocator ==


猫・犬の里親探しに関わる注意:
>>> やむを得ぬ事情で猫・犬の里親を探す時の注意 >>>
>>> 猫・犬の譲渡(里親探し)に関わるトラブルを回避する >>>


捨てられていた猫を拾ったが、猫は嫌い。自宅では飼えない。健康上の理由でどうしても犬を飼えなくなった。里親を探したい事情は様々。
「自宅で殖やしちゃった」「餌だけあげていたら、庭で仔猫産んじゃった」などは論外。動物たちには罪は無いけれど、マッチ&ポンプ(自分で火をつけ、火事の原因つくっておきながら、自ら消して満足している)は愚の骨頂。また、無責任な譲渡は、単なる「猫・犬の頒布」につながる恐れがあります。
里親を探す=新しい飼主に委ねる=動物たちの生命・幸せを保障すること。適切に動物を飼養することができる、信頼できる人・家族を選ぶことが大切です。

「里親への猫・犬の譲渡」:
アンケートへの必要事項の記入、自宅の確認・お届け、誓約書を交わす、身分証の確認等、いくつかの方法を経て譲渡するのが一般的です。しかし、形式的な手続きだけでは里親候補の方の人物を把握するのは不十分。トラブルを避けるためにも、里親候補の人間性、飼主としての適正を事前によく見抜く必要があります。(御参考:「猫・犬の里親探し 裏マニュアル」限定配布版)
猫・犬たちの幸せを真剣に願うならば、相手に対して失礼であるなどという躊躇は一切無用です。良い里親さんなら、動物たちの事情や保護主様の思いを十分理解してくださり、動物福祉を実践される意識の方もいらっしゃいます。
アンケートは熟考の後に、模範的な良い回答を記入される場合もあります。
譲受希望者の中には、転売、実験動物へ回す等、極めて悪質なケースも存在するので要注意です。

「猫・犬の譲渡(里親探し)に関わるトラブルの実例」:
1)「里親詐欺」に遭ってしまった実例。
告訴と結審:
http://www.satoya-boshu.net/mk/#2kai

御参考:産経新聞記事(里親詐欺について)
http://www.sankei.co.jp/enak/2006/oct/kiji/05lifepet.html

2)譲渡を委託してのトラブル
寄付をして民間愛護団体に猫の譲渡を依頼した女性。
「ろくな審査もせずに無責任な家に譲渡され、猫はすぐに行方不明になってしまった」
女性は嘆き悲しみ、自分を責めました。

3)「とりあえず、猫をお試しで飼養してみたい」と言う、里親募集広告を見た人からの要望に応じた愛猫家。しかし、「猫は程なく返され、病気になっていた」と、後悔しきり。

4)母犬と一緒に幼犬を保護。専門家だと思って相談した里親探しの団体は、未だ生後2週間程の幼犬を母犬から離して里親に譲渡しようとした。


「里親探しの教訓」:
1)他人に任せず、自らの目で慎重に里親の人物評価を行なう。
2)人物評価を行なう目を鍛える。(御参考:「猫・犬の里親探し 裏マニュアル」限定配布版)
3)里親の身分確認、事前アンケート・誓約書の取り付け、自宅お届けは最低条件。
  しかし、絶対 の安心を得られるものではない。
4)安易に動物を引き取ってくれる人・団体は必ずしも信用できない。
5)譲渡後の追跡調査は必須。(譲渡したら、後は野となれ山となれでは駄目)
6)生後8週齢前の幼猫・幼犬は、できるだけ母親から引き離さない。
  早期母子分離した猫・犬は、後に問題行動を起こして飼いにくくなる場合がある。
 
「里親探しの方法」:
1)新聞・雑誌の広告欄を利用する。
2)動物病院、近所のスーパー等の掲示板に掲載をお願いする。
3)インターネットの利用。里親募集のHPに掲載する。
4)親類・友人他、信頼できる人脈を通して里親候補を探す。

注):
民間の動物愛護団体は大抵多くの動物を抱えていて、会員さん以外の方のお手伝いをする余裕が無いのが実状です。里親探しのお手伝いをしてくださる場合でも、里親の選考は自己責任と認識されたし。衛生管理や動物の展示方法の拙い団体、里親選考基準の甘い団体は敬遠します。有料で動物を引取り、無責任な処置をとって行政指導を受けた団体の記事が、最近の新聞(下野新聞)に掲載されてありました。専門知識や動物福祉への思いが欠けている団体が存在することは残念ですが、その点を認識しておく必要はあります。
(御参考:「動物の飼養及び保管に関する基準」(環境省)          
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/baseline.html


「里親募集告知の内容」:
動物の年齢、外見の特徴(大きさ・色、被毛、等)、性格、写真(全身・顔)、
健康状態。里親さんへのお願い事項(飼い主になる人に守ってもらう条件・責任、等)。
問合せ先(氏名、電話番号=つながり易い電話)
その他。

「事前アンケートの一般的な内容」:
a) 居住環境。
b) 飼育環境。
c) 家族構成とアレルギーの有無。
d) 動物の飼育歴。
e) 先住動物が死亡した場合の、死因や通院・治療状況。
f) 現在の飼育動物の有無。
g) 希望の猫・犬
h) 申込者の個人情報:氏名、年齢、性別、 職業、メールアドレス、住所 、
  電話番号(固定と携帯)、家族構成とその年齢 <例:夫(xx歳)、長男(xx歳)、         
i) 住環境 <一戸建てか集合住宅か、持家か賃貸か> 、住宅の広さ・間取り、
  ペット可 か不可か、 賃貸規約・管理会社・大家さん等の書面による許可書。
j) 飼育場所:屋内、 屋外、猫は完全室内飼いが必須条件。
k) 新たに猫・犬を飼いたいと思われた理由
l) 猫・犬の留守番の時間 、犬の散歩の時間
m)世話をする主体者、補佐する人。
n) 旅行、不慮の不在時の場合の動物に対する処置。
o) 不妊・去勢手術への同意。

「身分証の確認」:
免許証等、顔写真入りの公的な証明証による確認。
アンケート、誓約書等の住所と違いはないか?

「誓約書の取り交わし」:
一般に以下のような譲渡条件に同意の署名を頂き、誓約書を取り交わす。
1.繁殖制限手術(去勢・不妊)をうけさせること
  (できれば担保をとる。= 手術代金の預かり、手術後返還、等)
2.適宜、感染症予防ワクチンの接種
3.終生飼育・適正飼養(寒暖対策、傷病治療等)
4.定期的な近況報告
5.家族全員の同意がある事
6.ペットが飼育できる住環境・生活環境である事
7.毎日コミュニケーションをとれる事
8.毎年(媒介蚊の生息期間)、フィラリア予防薬の投与(犬)
9.毎年の狂犬病予防のワクチン接種(犬のみ)
10.お住まいの自治体への飼い犬登録(犬のみ)
11.適切な散歩とコニュニケーション
12.猫の完全室内飼い(屋外へ出さない室内飼い)
13 譲渡後に適正な飼育がなされていないと譲渡側が判断した場合、猫・犬を返却
14 鑑札・迷子札等の装着
15 万が一の脱走・行方不明時、関係自治体への即日連絡、譲渡者への報告。
その他。

「自宅へのお届け」:
初回、自宅の確認は事前約束ではなく突然訪問。飼養希望者が不在であれば、他の家族の意向が確認できる。飼える環境であるか?事前に聞いていた情報に偽りはないか?(賃貸、一軒家等)
全てをクリアしていれば、猫と犬の飼養を託す。


猫・犬を譲り受ける時の注意(里親になる時の注意)はこちらを御覧ください。
http://tochigi-wannyan.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300587715-1

以上
管理人

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