細菌とウイルス、新型コロナ感染症が収束しませんね。

もう、10年ほど前、風邪の症状が収まらず内科へ。
処方された薬に抗生剤がありました。「ウイルスが原因の風邪には抗生剤は効かないでしょうに」と薬局でお話すると、「インフルエンザには効かないけれど、普通の風邪には効きますよ」と販売員の方。ええ？？？

動物病院でも抗生剤が多用される傾向があると感じます。
細菌を殺し発育を阻害するのが抗菌剤（抗生剤もその分類）
抗菌剤は細菌の細胞に作用する薬なので、ウイルスには効果無し。
ウイルスの増殖を抑えるのは抗ウイルス薬。ウイルスは種類ごとに構造が異なるので、
各ウイルスに対応した抗ウイルス薬が必要になりますね。

細菌は自力でエネルギーをつくり増殖する「生物」
一般に細胞内でDNAの複製をつくり細胞分裂を繰り返して増殖する。
一方、ウイルスは自力でエネルギーを作りだすことも増殖することもなく（無生物）、
他の生きている細胞内で増殖。ウイルスは人や動物の対外では長くても数日内には死滅するとのこと。

サルモネラ症、レプトスピラ症、猫ひっかき病、パスツレラ症等、
ペットから人へ感染が確認されているこれらは細菌が病原体。
人と動物の共通感染症（ズーノーシス）　その壱、その弐は過去記事の通り：
https://tochigi-wannyan.blog.ss-blog.jp/2009-02-03
https://tochigi-wannyan.blog.ss-blog.jp/2009-02-08

管理人
2022.4.2

no war:
おとなりのこです。

タグ：抗菌剤と抗ウイルス薬 ウイルスと細菌 人と動物の共通感染症 no more invasion no war ズーノーシス