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犬のワクチン 予防薬 [犬の飼い方]

== original column : by the cat advocator ==


「犬のワクチンと予防薬」 ワクチンと薬で予防する怖い病気

病気の症状は、個々の場合によって異なります。病気の予防と治療は、必ず獣医さんの診療、指示のもとで。ワクチンの効能等については、前記「猫のワクチン」の冒頭をご参照下さい。

狂犬病ワクチン(接種は法によって義務づけられています)
狂犬病(狂犬病ウイルス):
症状:潜伏期:1~3ヶ月、発熱、食欲不振、不安感。進行すると狂躁、けいれん     
麻痺、呼吸停止。
感染経路:感染動物(哺乳類)の咬傷、ウイルスの飛沫。

5種混合ワクチン
1)犬ジステンバー(犬ジステンバーウイルス)
症状:免疫の抑制、細菌・寄生虫が増殖。発熱、目やに、鼻汁、食欲減退、下痢、せき、けいれん、神経症状、致死の場合あり(子犬の死亡率は高い)
感染経路:感染動物との接触、目鼻の粘膜。ウイルスの飛沫、汚染された塵埃の吸入。

2)犬パルポウイルス感染症(犬パルポウイルス2型)
症状:出血性腸炎。激しい嘔吐、下痢、出血性下痢、発熱、重度脱水、致死。特に、子犬の死亡率は高い。
感染経路:感染動物との接触、吐物、糞便。感染後3~5日後にウイルスを約2週間排出。強力なウイルス、屋外で数ヶ月生存。

3)犬伝染性肝炎(犬アデノウイルスⅠ型)
症状:発熱。元気消沈。重篤になると、肝臓や肺 が冒され、血便、皮膚 の点状出血や斑状出血。
感染経路:経口摂取。飛沫、ウイルスの吸入。感染犬からは便と尿の中にウイルスが排泄される。分布は広汎。環境中では比較的強く、数日~数カ月生存。

4)犬伝染性気管気管支炎(犬アデノウイルスⅡ型)
症状:発熱、食欲不振、せき(軽いと2~3週間、長期持続する)、クシャミ、鼻水、症状がひどくなると肺炎を起こすこともある。「ケンネルコフ」になる。
感染経路:経口摂取、ウイルスの吸入。

5)伝染性気管支炎(犬パラインフルエンザウイルス)
症状:咳、鼻水、扁桃炎。アデノウイルスや細菌と一緒に「ケンネルコフ」と呼ばれる犬のカゼ症候群を引き起こす。
感染経路:経口摂取、ウイルスの吸入。ウイルスは弱い。

6種混合ワクチン(上記5種+1)
犬コロナウイルス感染症(犬コロナウイルス)
症状:嘔吐、下痢を伴う腸炎。パルポウイルスの同時感染すると、死亡率は高い。成犬は一般に症状が軽く済む。寄生虫症を合併すると、重症化することもあり。
感染経路:糞便、吐物中にウイルス排出。経口摂取。飛沫吸入。

7種混合ワクチン(6種+1)
レプトスピラ症(レプトスピラ)

8種混合ワクチン(7種+1)
レプトスピラ症亜種(レプトスピラ):黄疸出血型、カニコーラ型、ヘブドマディス型。
症状:発熱、筋肉痛、口腔粘膜の出血、血便、腎炎、蛋白尿、黄疸、嘔吐、尿毒症。
感染経路:経口、経皮。ウイルスに汚染された水、川、土。感染動物に付着したウイルス。

フィラリア予防薬
フィラリア症(犬糸状虫症):
症状:心臓、肺に原虫が寄生。寄生後の完全除去は難しい。死亡率高い。体重減少、咳、運動不耐。肝臓が冒される。激しい貧血。吐血、心機能不全。
感染経路:蚊の吸血、蚊が媒介。
(前記、「フィラリア症」をご参照ください)
以上

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