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マダニ感染症、ペットから人へも! [閑話・ブログ管理人より]

マダニの感染症、先日ETV「きょうの健康」で放映していました。
人と動物の感染症について前に書きましたが、番組のさわりを以下にご紹介いたします。

マダニが媒介する主な感染症:
1:日本紅斑熱
2:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
3:ダ二媒介脳炎
1は菌由来の感染、抗菌剤が治療薬
2、3はウイルス、治療薬とワクチンは無い。

日本紅斑熱の患者数:
2006年までは年間100件以下、2021年は486件、最近急増。
感染すると赤い斑点、発熱が見られる。
原因は森林草地のイノシシ、鹿などの野生動物が、里へ近くなったこと。
感染経路:森林~畑~家、野生動物~ペット~人

重症熱性血小板減少症候群(SFTS):
2012年、国内で初めて感染確認。
6日~2週間の潜伏期間、発熱、嘔吐、腹痛、頭痛、筋肉痛、意識障害、出血 等の症状。
インフルエンザにある喉の痛み、咳などは見られないので、症状の判別が可。
2021年7月28日付、これまでの患者数:641人、致死率約27%
九州、四国、中国地方での感染が主、しかし、近年東日本でも感染が見られる。
人への感染:
直接、マダニにかまれる他、感染したペット(犬猫等)を通じて人への感染もある。
感染した猫の体液、飛沫を浴びて人が感染した事例あり。
体液、尿、便、にウイルスが大量に含まれている。

予防:
草むら、森林に人が入る時は肌を露出しない服装で、虫よけスプレーを活用。「イカリジン」の虫よけ剤は、子供への使用制限はなく、プラスチックと化学繊維への腐食の心配もなし。
ペットを草むらへ入れない。犬の散歩、猫の屋内飼養。
犬猫のマダニ駆除薬は、動物病院で処方してもらう。

ダ二媒介脳炎の感染確認は今まで北海道で5件、致死率40%。
ワクチン、治療薬がないので、SFTS同様、予防に努める。
以上、

管理人
2022.8.7


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