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ペストを克服、猫の活躍と北里柴三郎博士の叡知 [猫学のすすめ(猫を知る)]

コロナの克服!きっと光明は近し。

過去にも深刻な感染症蔓延の脅威はあった。
1899年(明治32年)、広島の宿泊施設で客が死亡。
ペストと判明。初めての日本国内ペスト患者。

ペストはその後、神戸、大阪、横浜、東京へと広がった。
それに、先立つ1894年、政府は北里柴三郎博士を香港へ派遣、細菌学の権威に
ペストの調査を委託していた。世界的蔓延が始まっていたのである。

北里柴三郎博士は インド他を調査で回るにつれて、ある事実を発見した。
「猫を飼っている家が多い地域はペスト患者が少ない」
「猫が多い地域では、ペスト菌保有のネズミが少ない」
ペストはネズミを介して感染を広げることは知られていたが、
北里柴三郎博士は、「猫のペスト菌感染罹患率が極めて低い」ことを調査によって導きだし、
「猫はペスト菌への耐性が強い」と結論。

1908年、細菌学の世界的大家、ローベルト・コッホ博士が来日。
北里柴三郎博士と共に、猫奨励策の指針を出す。
各家庭で猫を必ず飼うこと。
各国から、ネズミとりに長けた猫を輸入、繁殖に務めた。
他、。。。
また、横浜などの都市によっては猫の飼育に手当を支給していた。

これらの施策によって日本での日本での新たなペスト患者は数年後にはゼロをうち、
1930年には撲滅が宣言された。

日本国での:
ペスト患者数:2905名
死亡:2423名(死亡率8割超)

猫がおおいに活躍したのです。
この教訓は猫好きさんの間で今も大事に共有されていますよね???
「猫学」に分類しちゃったけど。猫さんと細菌学、北里柴三郎博士に感謝です。

以上

管理人
2020.2.7






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