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犬を飼う(基礎編・飼う前に) [犬の飼い方]

== original column : by the cat advocator ==


1 始めに:
犬の平均寿命は10年以上。終生飼養できますか?
食費、医療費、健康管理費(予防注射、トリミング費用他)等、飼養費用がかかります。
散歩・運動に費やす時間と体力はございますか?
転居・結婚等の生活スタイルの変化を考慮した上で、将来にわたって犬を受け入れられますか?
(当ブログ、犬猫の飼い方、「犬のライフステージ」を御参照下さい)

2 犬を迎えたら:
安全で安心できる環境を整える。日陰の涼しい場所に犬小屋、サークルを設置。犬に「自分の場所」を与える。ワクチン摂取前の子犬は室内で飼う。
危険な物、騒音から遠ざける。
飼養本を読んだり、獣医さんからお話を聞いて犬のことを学びましょう。

3 必需品:
トイレ、トイレシート、食器、犬小屋(ケージ)、安全な玩具、首輪、迷子札、リード、爪きり、シャンプー、ブラシ、くし、等。

4 食事:成長段階に合った栄養バランスの良い食事を。
必要な栄養素を考慮して作られた、犬用総合食のドライフード、等。
子犬・犬用ミルク、離乳食。離乳後は子犬用フード。成長に合わせて、成犬用、高齢犬用に変える。新鮮な水が、いつでも飲める様に。

5 与えてはいけない食材:
ねぎ類(ねぎ、玉ねぎ、にんにく、にら、調理済みも)は、赤血球を破壊します。消化に悪い貝類、豆類、ナッツ類。鶏や魚の骨、生の豚肉、生卵、塩分、糖分、カフェイン、香辛料、等。

6 お手入れ:
ブラッシング、歯磨きは毎日。シャンプーは月に2回程度。爪切り(爪が伸びすぎない程度)、耳の奥の掃除は獣医師さん・専門家と相談。

7 体調の悪い時:
すぐに獣医さんと相談、素人判断は危険です。
元気が無い、食事を摂らない、嘔吐、下痢、便秘、咳、発熱、けいれん、特定の部位をかゆがる、脱毛、目やに、涙目、頭を振る、歩き方の異常、口臭、多量のよだれ、等。
投薬は必ず獣医さんの処方のもとで。(人用の薬をむやみに与えると、危険です)

8 畜犬登録と狂犬病予防注射の義務:
狂犬病ウイルスに感受性が強く、人との関係が密接な犬は、狂犬病予防法によって「登録」と「予防注射」が義務づけられています。
登録・予防注射の義務に違反した場合、20万円以下の罰金が科せられます。
また、犬は放し飼い(リードをつけない散歩)が禁止されています。放浪犬は捕獲され、極短い期間の抑留を経て殺処分されます。

「畜犬登録」:
生後90日を経過した犬を取得した飼主さんは、取得(生後90日)より、30日以内に登録申請を行う。
市町村が管轄。飼犬の登録、死亡・転居時の届け。
交付される鑑札の番号から、迷子犬・捕獲犬の飼主さんが確認されます。

「狂犬病予防注射」:
毎年4月1日~6月30日の期間に実施。
生後90日以上の犬を初めて飼う場合、取得日から30日以内に初回の予防接種。以降、毎年4月1日~6月30日の期間に接種。
(3月2日~5月30日に初回接種している場合、二回目以降は毎年の期間内に
接種)
予防注射済票の交付(獣医師さん)、市町村より予防注射済板の交付。
動物病院によって、居住市町村内の諸手続の取扱有り。

9 ワクチンの接種と予防薬:
フィラリア症、犬ジステンバー他、感染すると命にかかわる怖い病気から飼犬を守る。
詳細は当ブログ、犬猫の飼い方「犬のワクチンと予防薬」を御参照下さい。

10 しつけ:
飼主さんが犬のリーダーとなり、犬との信頼関係を築きます。犬が家族や地域で好かれる為の最低限の教育。特別な訓練とは別です。
犬によって習得に差が有ります。無理なく、子犬の時から飼主さんが行います。
矯正が必要な特別な癖(噛み癖、等)については、専門のドッグトレーナーさんと相談が必要です。

11 不妊・去勢手術:
メスは生後10ヶ月頃から最初の発情を迎えます。飼えない子犬が産まれることの無いように、メス・オス共、予め獣医さんと手術の時期を決めます。
不妊・去勢手術により、犬のストレスの軽減、生殖器系の病気の予防効果が望まれます。
以上 

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