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犬の問題行動 [犬の飼い方]

犬の問題行動:

1 攻撃性:
<噛む(噛もうとする)、唸る、吠える>  
飼主や人に対する「優位性」による攻撃。
犬のおもちゃなどに手を伸した時の「所有性」の攻撃。
人や他の犬に対する「恐怖」が引き起こす攻撃。
「縄張りを守る」為の攻撃。
走る人、自転車などに向けられる「捕食性」から来る攻撃。
遊んでいる内に興奮して抑制が効かない、加減を知らない「遊び」による攻撃。
怪我、病気などが原因の「痛み」が引き起こす攻撃。
攻撃対象(他の犬、不快な音、他)に届かない場合の、飼主や人への「転嫁性」攻撃。

2 不適切な排泄:
<室内での「マーキング」、決められた場所以外での排泄、恐怖を感じた時の排泄、など>
飼主不在時の「分離不安」から起こる場合、「病気」、躾の欠如、など。

3 不安・恐れ:
生後8週齢前に母犬やきょうだいから引き離される、早期母子分離による「社会化の欠如」。社会化期に音や刺激に慣らされていない場合、など。
犬の許容を超えた強い刺激(音、臭い、雷など)による恐れ。
生後6ヶ月を過ぎても一人で留守番できない「分離不安」

4 無駄吠え:
<正当な理由が無い、頻繁、過剰、制止が効かない吠え>
散歩の不足、生活空間の不足、飼主との交流不足、など、「満たされない環境」によるもの。
飼主が吠え声に敏感に反応し、犬に吠え声を褒美として「学習化」させてしまう例。
犬種による「遺伝的要因」
生後8週齢迄の「社会化期」に人や他の動物との接触不足、外部からの刺激に慣れていないなど。


5 過度な行動:
<人に飛びつく、綱を引っ張る、はしゃぎ過ぎる、うるさく要求するなど>
散歩・運動不足、生活スペースの不足、飼主とのコミュニケーション不足などが原因の場合、他。

心得:
成犬の問題行動に対する素人療法は、かえって症状を悪化させる場合がある。
愛護家・愛犬家ではなく、問題行動専門の獣医師・トレーナーに有料で診断・治療してもらう。
犬を飼う前に、飼主は躾や犬の行動を学習する。
都道府県の動物躾教室などに参加する。
幼犬は生後8週齢前に母犬から離さず、その間の社会化期に人や他の動物、人間社会の環境に十分慣らす。
体罰は厳禁、躾は褒めることから。
犬は群で序列をつくって安心して生活する動物。常に飼主はアルファー(群のリーダー)となり、家族は犬の上位者となる。順位が逆転して犬が上位に立つと、問題が起きる。
以上

管理人




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