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働く犬 犬 [閑話・ブログ管理人より]

「猫は犬より働いた」という本で、猫が人の世界でたいそう役にたっている事例が紹介されていました。猫の場合は人の指示に従うのではなく、生まれもっての習性に沿った行動が、人の社会の役に立ってきました。

犬も働いています。長きにわたり働いてきました。

狩猟犬:
約8000年前の壁画に犬の姿があり、サウジアラビアで。
約3000年前の壁画に、犬が狩猟を手助けする姿あり、エジプトにて。
狐等の獣の狩猟、ハンティングのお供の鳥猟で人のお手伝いをしています。

牧羊犬:
人類が牧畜を始めた後年、牧羊犬が活躍するようになりました。
牧畜の始まりは紀元前9000年頃、西アジアからアジア全域、アフリカに広がり、
エジプトの遺跡から、羊の骨と犬の骨が見つかりました。
紀元前2500年頃、牧羊犬が登場したようです。

警察犬:
19世紀末、ドイツで登場。
日本では1912年に初めて使役につくものの、間もなく中止。戦後、1956年に警視庁にて警察犬が再登場となります。遺留品や足跡の追跡、捜索等を行うために、指定された7犬種(ジャーマンシェパード、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、コリー、ド―ベルマン、ボクサー、エアデールテリア)が働いています。また、普段は一般の飼主さんと暮らしている犬でも、都道府県の警察犬審査に受かった犬は「嘱託警察犬」として、要請があった時だけ出勤します。嘱託警察犬には犬種の指定はなく、最近ではトイプードルも出動していますね。
軍用犬は第二次世界大戦中。

災害救助犬:
倒壊した建物、埋積した土砂の中から生存者を捜索する犬。犬種の指定は無し。
最近では日本の災害救助犬が海外へも度々派遣されています。

探知犬:
麻薬探知犬がよく知られています。他に、銃、爆発物の探知、医学分野では癌の探知犬も活躍しています。人の尿に含まれる癌の物質の匂いをかぎ分けるにあたり、その的中率は99%超とのこと。本当かな???初期癌でも見つかるなら、癌健診の前にお願いするか?盲導犬:
見かけるのはラブラドールレトリバーですね。日本では千頭程で多くはありません。
1916年、ドイツで世界初の盲導犬訓練校が開設されました。

聴導犬・介助犬:
1970~1980年代にかけて登場。

他にも、所謂アニマルセラピーの活動にて、アニマルアクティブ犬、アニマルアシスト犬として活躍しています。飼っている猫も犬も、飼主さんにとっては日常がセラピー猫・犬みたいな存在でしょうか。
以上
管理人
2022.10.6




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