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ペット同行避難、外傷を負ったら [閑話・ブログ管理人より]

ペット同行避難、避難所等で疾患に(その2)

「いざというとき役立つ 犬と猫のための災害サバイバル」(香取章子様著)、
同書には被災後、猫、犬が体調を崩す事例が多く見られ、内科的な治療が多かったと紹介されていました。では、外科的にはどのような治療が多く見られたのでしょうか。
猫、犬とも 主に下記の症状が多く見られたと本書にはあります。

切り傷、骨折、火傷、打撲、
家屋や家具の倒壊、火災が原因でしょうか。
獣医師の診察の前に、飼主さんがすべき応急手当も書かれてありましたので、簡単にご紹介いたします。

切り傷の場合:
出血が見られたら止血する。清潔なタオル、吸湿性のパッド(未使用のペットシーツ等)、を利用。出血が多い場合は患部の上部を血を止めるように縛る。
出血がさほど見られない場合、血が止まっている場合は患部を清潔な水で洗浄、滅菌ガーゼ、清潔な吸湿パッド等を当て、包帯でとめる。人用の薬は原則使用しない。オキシドールなどは刺激が強すぎる。

骨折の場合:
傷を悪化させないように、ケージ、キャリーバッグに入れて動物の安静を保つ。
無理な素人療法で痛みや傷を広げない。

火傷の場合:
流水で冷やす。頭、顔は水をかけない。誤飲、器官に水が入らないように。
皮膚が剥がれたりしないように患部は濡れた布等でそっとおおう。

おぼれた場合:
意識がある時はシーツ等でくるみ体温を下げない。
意識がない時は肺、器官の水を排水する。後ろ足の膝の辺りをつかんで逆さにして縦に上げ下げ、左右に振る。
呼吸が止まっている時は動物の鼻に人の口をつけて息を吹き込む。

他のペット本でも猫、犬の応急処置については確認しておくといいですね。
とにかく、できるだけ早く獣医師さんの診察してもらうことが大切だと同書にも書かれています。
愛する猫、犬が災害の犠牲にしないように、躊躇せずいち早く避難することで飼い主さんも救われます。
「いざというとき役立つ 犬と猫のための災害サバイバル」(香取章子様著)は、災害発生後のペットの安全、安心を先駆けて記した書です。

以上
管理人
2021.7.9


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