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猫の泌尿器疾患 phテスト紙 [猫の飼い方]

== original column : by the cat advocator ==


phテスト紙


PHテスト紙
これは使えます! 尿phチェック!
写真は、PH6.2~7.8迄の間で0.2単位の測定ができる製品。
薦めてくださった、トロンボーン様 ありがとう。

膀胱炎や尿石症等、猫に多い泌尿器の疾患。
肥満、運動不足の猫が罹りやすいとか、尿量、食事の種類、体質が関係しているなどと言われています。
オスメスには関係は無く発症、尿道の細い雄の方が結石は詰まりやすい。
膀胱内に結石ができて尿道に詰まると、猫は排尿できずに尿毒症を起こして死んでしまいます。
緊急に治療(結石除去)が必要。
トイレに何度も行く。トイレに行っても尿が出ない。トイレの外に尿滴が漏れていた。このような異常が見られたら、すぐに動物病院へ。 

尿石の主な原因となるのは、ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウムの結晶)です。
ストルバイトは膀胱の内壁を傷つけ、炎症を引き起こします。(膀胱の炎症は、細菌にも注意)
尿中のミネラルが過飽和となることによって、ストルバイトが結晶。尿中のマグネシウム濃度を低く維持することが有効な予防方法とされ、マグネシウムを制限するフードが推奨されてきました。
(マグネシウムは猫にとって必要なミネラル)
尿量を増加させることも、尿濃度を薄めて尿中のミネラルを過飽和状態にしない方法として有効です。

また、尿のphに依存していることも明らかとなり、phをコントロールする治療と予防が選択されます。
健康な猫の尿phは弱酸性(6.2~6.6)。
ストルバイトは尿pHがアルカリ性(ph7.0以上)に近づくと結晶されやすく、ph6.4以下では溶解するそうです。

ストルバイトが原因で療法食による治療中の猫、再発防止・予防健康維持中の猫、健康な猫。
尿のphチェックの頻度は必要に応じて異なりますが、日頃から注意しておきたいところです。
自宅でのph測定は、病院検査の合間の「参考程度」と御理解ください。
(ph測定は、細菌や血液の有無は測れせん)
ストルバイトの他、シュウ酸カルシウム等が尿石の原因となる場合もあります。
病院で検査の後、症状によって適切な治療・予防、療法食の選択を行なう必要があります。

以上
管理人


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