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ウイルス(virus)とは? [閑話・ブログ管理人より]

新型コロナウィルスによる肺炎が感染拡大していますね。

ウイルスとは??
宿主細胞内だけで増殖、自己代謝機構がなく2分裂では増えない。細胞の中へ入り、その核酸やたんぱく質合成系を借用して増殖する。予防に有効なのはワクチンの開発。ウイルスに特異な免疫抵抗力を持たせる。

細菌との主な違いは、
1:抗生剤が効かない。
2:無細胞培地での増殖は不可。
3:細胞内の寄生は偏性であり、宿主細胞を離れると生存できない。
4:大きさは0.02-0.3um
5:細菌が宿主にあまりこだわらないのに対して、宿主との関係は特異性がある。
6:細菌等に有効な抗生剤のような特効薬が存在しない。
こんなところでせうか??

健康で免疫力のある体の保持が新しいウイルスの病気に打ち勝つ手段の一つでしょうか。
ワクチンができるまでは。

次回は免疫とワクチンについて。
以上

管理人
2020.1.31


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人畜感染症 犬・猫と人の共通感染症 その2 [猫学のすすめ(猫を知る)]

ズーノーシス:犬・猫と人の共通感染症 2

特に身近な病気(病状は個々の場合によって異なります。専門のお医者さんに御相談ください)です。 以下、疾患名、主な症状と予防

猫ひっかき病 (バルトネラ・ヘンセネラ菌)
人の場合 :3~10日の潜伏期後、傷口近くの腫れ、水泡、化膿、潰瘍  リンパ節の腫れ、発熱、悪寒、倦怠、食欲不振、頭痛等。
動物の場合:多くは無症状
予防 : 咬傷事故の未然防止、傷口の洗浄・消毒。ノミの駆除。基礎疾患(糖尿病等)のある人は飼養・接触を避ける。

パスツレラ症 (パスツレラ・マルトシダ菌)
人 :1日~3日の内に症状。傷口・局所の腫れ・発赤・化膿、発熱(37~38℃)、傷が深いと、腱鞘炎、骨髄炎の場合あり。稀に敗血症、重篤化。
動物 :多くは無症状、稀に傷口の腫れ等。
予防 :猫引っ掻き病の場合と同じ。菌の吸入にも注意。

犬ブルセラ症 (犬ブルセラ菌)
人 :1~3週間の潜伏期後、風邪様。発熱(微熱・平熱の繰り返し)、便秘、頭痛、悪寒、関節痛、筋肉痛、心内膜炎、肺炎、髄膜炎、精巣炎、 リンパ節・肝臓・脾臓の腫れ。
動物:長期に尿中に排菌。流産、精巣上体炎等。
予防 :感染犬・分泌物・排泄物・埋蔵中の汚染に注意。

レプトスピラ症
人 :無症状~重篤化までさまざま。4日~2週間の潜伏期後、発熱、頭痛、出血、腎不全、髄膜炎、黄疸、眼症状(虹彩毛様体炎、硝子体の混濁)
動物 :発熱、筋肉痛、口腔粘膜の出血、血便、腎炎、蛋白尿、黄疸等。
長期に尿中に菌を排出する。
予防: 犬にワクチン(血清型/地域毎)、ネズミの駆除、野外作業時にはゴム長靴・手袋で防御。菌は乾燥、消毒に弱い。

Q 熱
人 : 多くは無症状。急性:発熱、頭痛、関節痛等、インフルエンザに似た症状。気管支炎、肺炎、肝炎、髄膜炎、腎臓障害。通常2週間位で回復。慢性:心内膜炎、肝炎、動脈炎、骨髄炎。死亡例もある。
動物 : 多くは無症状。猫は2~3日の微熱、長期の菌血症、死流産。
予防 : 清潔な飼養環境を保つ。汚染された塵埃の吸入・食物の摂取に注意。
サルモネラ菌
人 : 吐気、嘔吐、下痢、発熱。小児、高齢者、免疫弱者は死亡する場合あり。
動物  :多くは無症状。
予防 : 食品の加熱。手指の洗浄。

クリプトコッカス症
人  :髄膜脳炎の発症。鼻汁、くしゃみ、下顎リンパ節の腫れ、発作、沈うつ、運動失調、麻痺。動物 : 人の場合とほぼ同じ。
予防 : 鳩の糞中に菌が多い。清掃。鳩糞、汚染された塵埃を吸入しない。
皮膚糸状菌症
人  :カビが毛や皮膚の角質に感染。発赤、皮膚炎等。
動物 : 円形脱毛、フケ、かゆみ、発赤、瘡蓋、皮膚炎。毛、皮膚、爪などに感染。
予防 : 早期治療、感染源を断つ。衛生環境に注意。感染動物と接触しない。
エキノコックス症
人  :肝臓に包虫が寄生、嚢胞を形成。黄疸、肝炎、死亡する場合あり。初期は無症状なので、気がつかない。脳に嚢胞が形成される場合もある。
動物 : 犬や狐(終宿主)は無症状。
予防 : 糞便処理に注意する。汚染された水・食物、虫卵の付着した被毛を避ける。 北海道地域、感染発生地域での旅行・接触後は特に注意。

犬・猫 回虫症
人  :さまざまな臓器に侵入、幼線虫移行症。発熱、肝臓・脾臓の腫大。肺炎、脳炎、眼幼虫移行症から失明例もある。
動物 : 食欲不振、嘔吐、発育不良、小腸以外に寄生(迷入)すると、肝管に入り 閉塞性の黄疸を起こす。胃に入る例も(虫を吐く)
予防 : 手の洗浄・消毒、土壌・砂場の消毒、虫卵の付着した毛を吸わない。 糞便の早期処理(糞排泄後、2週間位で感染力を持つようになる)。

トキソプラズマ症
人 :一般に無症状。妊娠初期の妊婦が初めて感染し、原虫が胎児に入り込むと流産を起こしたり、出生後に重い脳症を起こす。
動物 : 一般に無症状。発熱、運動障害等。
予防 : 糞便の早期処理。手指の洗浄・消毒。汚染された塵埃の吸入を避ける。感染した猫は糞便中にオーシストを排泄。2~3日後、オーシストは感染力を
持つようになる。猫が糞便中にオーシストを排泄する期間は、初めて感染 してから通常2週間位。猫の抗体がある程度上昇しているのに(過去に感染 を示す)、糞便検査でオーシストが陰性の場合、既にトキソプラズマに感染し て、オーシストの排泄が終わっている(人への感染の危険性無し)。<ラテックス凝集反応検査と糞便検査>抗体を持っている人(過去に感染)は、免疫ができているので大丈夫。

以上
管理人
2020.1.26


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人畜感染症・犬、猫と人の共通感染症 その1 [猫学のすすめ(猫を知る)]

ズーノーシス:犬・猫と人の共通感染症 その1

原 因:疾 患: 名:感染動物:感染経路:をそれぞれ羅列します。

ウイルス由来:
狂犬病 犬・コウモリ・哺乳動物・猫 咬傷・経気道・創傷

細菌由来:
エルシニア症 豚・犬・猫・齧歯(げっし)目 経口(豚肉、汚染水・食品)

カンピロバクター症 牛・ニワトリ・犬・猫 経口(汚染された水、食品)

結核 牛・犬・サル 経口・経気道

腸管出血性大腸菌感染症 家畜・野生動物・犬・猫 経口(糞で汚染された水、食品等)

猫ひっかき病 猫 ・ (犬) 咬傷・創傷・ノミの媒介

パスツレラ症 猫 ・ (犬) 咬傷・創傷、経気道

ブルセラ症 犬・牛・豚・羊 接触・経口

ライム病 鳥類・齧歯目・犬 ダニの媒介

レプトスピラ症 犬・牛・野生動物・齧歯目 経皮

Q熱 牛・羊・ヤギ・野生動物・猫 経口・経気道(乾燥した鳥の糞吸入等)

サルモネラ症 齧歯目・爬虫類・鳥類・家畜 経口(汚染された水、食品等)

真菌由来:
クリプトコッカス症 鳩・鳥類・犬・猫 経気道・経皮

皮膚糸状菌症 犬・猫・齧歯目・牛 接触

包虫由来:
エキノコックス症 狐・犬・齧歯目 経口(汚染された水、野菜、山菜等)

犬・猫回虫 犬・猫回虫症 犬・猫・豚・アライグマ 経口(鳥、牛の肝臓の生食、虫卵の摂取)

原虫由来:
トキソプラズマ症 猫・豚・羊 経口(猫の糞、加熱不十分な豚・羊の肉)

クリプトスポリジウム症 牛・馬・齧歯目・犬・猫 経口(汚染された水、食品等)

備考:
咬傷・創傷 :咬まれたり引っ掻かれたりして、傷口から菌が侵入。
接触    :直接触れて、菌や虫卵が移る。
経口 :口から摂取。汚染された水・食物の摂取。手についた菌、虫卵の摂取等。
経気道 :菌に汚染された埃塵の吸入等。
経皮 :皮膚の傷口等から菌が侵入。
齧歯(げっし)目:ネズミ、ウサギ、リス、ハムスター等。

狂犬病 :猫も感染する。ウイルスの特性他全般を考慮、現在日本では猫の予防接種は不要。
サルモネラ症:鶏の体内で卵が感染する場合もある。犬、カメは感染源となる。猫の感染は稀。
疾患名 :動物・鳥類等が人への感染源となる病気は他にもたくさんある。
 ここでは犬と猫が感染源となる、主な人との共通感染症だけを取り上げた。
感染する動物:宿主を含めて、病原体に対して感受性のある動物等。人への感染源となる。
ズーノーシスとは?:
人と動物に共通して感染する病原体。動物では感染していても保菌したまま無症状である場合が多い。(キャリア=保菌者)広い地域に散布され、宿主体外に排出されても病原体が自然環境下 で長期に生存。動物から人へ感染した場合、人から人へ感染が広がること無く終わる(終末感染)場合が殆ど。人も動物も常に感染の危険にさらされている。しかし、正しい知識を持って適切に接している限り、それ程怖れる必要は無い。

予防と心得:
感染源を把握して感染経路を断つ。日頃から免疫力・抵抗力を高める(人も動物も)。
定期健診を受け、健康状態を観察。病気が見つかれば、速やかに隔離、治療等の処置をとる。 排泄物の速やかな除去、汚物の消毒を徹底。
飲食物の殺菌、加熱。環境・施設の消毒、衛生管理。病原体を媒介する、ネズミ・ノミ等の駆除。予防接種。健康の維持と増進。

動物に対して:体・環境・食器などを常に清潔に保つ。糞尿は速やかに処理(密封・廃棄処理)。ノミ、ダニ、ゴキブリ等を駆除。日頃からこれらをペットの環境下に生息させない。
ペットに生肉を与えない。ネズミ、ヘビ、カエル、トカゲ他。動物、昆虫と接触させない。
人は:動物、ペットとの濃厚な接触は避ける。食べ物を口移しで与えたり、食器や布団を共用したりしない。動物を触った後、汚物を処理した後は、手指を洗浄・消毒する。
砂場や花壇等をいじった後も同様。
病原体を直接間接に摂取、吸入しないように注意する。
動物に咬まれたりひっかかれたりしたら、傷口部位をよく洗浄・消毒。状況によっては、病院へ。野生動物、知らない動物、輸入動物には注意。むやみに近づかない。
幼児、高齢者、病人、糖尿病のある人等、免疫の弱い人は特に注意する。

以上 次回はその2
管理人
2020.1.22



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新型肺炎/ [閑話・ブログ管理人より]

中国武漢海鮮市場より、新型コロナウィルスが原因の肺炎の感染が広がっています。
同地では野生のコウモリ、鳥類なども販売されていて、肉や鮮魚も生で解体されたまま置かれているようです。動物、鳥類からの感染と推測されますが、いまだに詳細は不明。

ウイルスは生物、細菌ではないので、抗生剤も効きません。
免疫力を日ごろから高めて健康体であること、野生動物などにはむやみに触れないことによって感染リスクが低減します。

猫と犬から人に感染する人畜感染症はあります。前に書いたつもりでしたが、ありませんね。
そんなに心配はいりませんけど、次回さわりを書きます。

「人畜共通感染症」で検索すると、環境省等のホームページから詳しい内容が見られます。

管理人
2020.1.20

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勝手に触らないで!かな??? [閑話・ブログ管理人より]

「私の赤ちゃん勝手に触らないで」という読者の投稿が新聞にあり、賛否両論後日寄せられていました。これ、人の場合。

動物病院や犬の散歩の時も人の猫や犬を勝手に触ろうとする人がいます。
私は猫だけ飼養、動物病院の待合室ではキャリーバッグに入れています。それでも、興味をもってバッグの窓からのぞこうとする人を2度ほど見ました。絶対にバッグの中に入れておく方が安心です。大きな犬は保管できないので、触る人、結構いますよ。飼い主さんに声かけて了解とらずに。
よっ
「私の猫に勝手に触らないで」に賛同します。特に具合が悪くて病院にいるのだし、人だって動物関連のウイルスが付着しているかもしれません。
狭量といわれようが譲れません。

管理人
2020.1.12



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「又吉直樹のヘウレーカ」猫をテーマに [閑話・ブログ管理人より]

NHK ETV  2020.1.8 22:00-22:45 放映
「又吉直樹のヘウレーカ」 なぜ猫は人をメロメロにするのか?

動物学者 今泉忠明様 出演。
番組ホームページはこちら:
https://www4.nhk.or.jp/heureka/x/2020-01-08/31/8202/1426065/

「なぜ猫は人をメロメロにするのか?」って?
それは猫と暮らしている私たちが一番よくわかっていますね。。。。

管理人
2020.1.5



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謹賀新年 [閑話・ブログ管理人より]

あけましておめでとうございます。
皆様、猫様のご多幸をお祈りいたします。

穏やかな一年となりますように。

管理人
2020.1.1

タグ:謹賀新年

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