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ワクチン と 免疫 [閑話・ブログ管理人より]

新型の肺炎、感染が拡大しています。ご注意ください。
早期にワクチンの完成が望まれています。

ワクチン:
特定の微生物、ウイルス等の記憶をあらかじめ体内に残すために予防接種を受けます。
宿主の人、猫、犬などに免疫記憶を植え付けるのです。弱毒化した微生物を使う生ワクチン、
微生物のたんぱく質や核酸を変性させた不活化ワクチンがあります。発病するほどの毒性がないもの、感染性がないものです。体内に異物を投与するのですから、全く危険がないわけではありません。(副作用)

免疫:
人や動物がもともと保有している防御力。
1:粘膜を覆っている体表や鼻、腸などの正常細菌、唾液のリゾチーム、これらが微生物の侵入を阻止します。

2:血液中のインターフェロンは抗ウイルスたんぱくをつくり、ウイルス感染の拡大を防ぎます。また、ラクトフェリンは細菌が必要とする鉄分の供給を断ちます。

3:血液中のマクロファージが侵入した異物を貪食して無害化。さらにナチュラルキラー細胞の仲間であるT細胞が骨髄中の血液幹細胞から分化し、微生物等が感染した宿主の細胞(がん細胞等)を破壊します。T細胞はマクロファージからのサイン(液性のシグナル、サイトカイン)によって活性化されます。これらによって貪食された微生物はペプチド(アミノ酸)に分解され、宿主体内のT細胞、B細胞の作業によって「抗体」が作られます。抗体ができるまでには1週間以上かかります。
宿主体内の免疫組織が異物(病原体)の情報を記憶すると、再度、その異物が侵入した場合もより迅速に体内の免疫組織が働きます。

管理人
2020.2.4

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